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2018年12月20日
米国の健康保険では、必ず保険給付対象額についての条件が設定させています。保険給付対象額とは、保険加入者から請求される医療費の内、保険でカバーされる金額です。
日本ではかかった医療費のうち自己負担割合(3割など)を控除後の金額は全額保険でカバーされるのが普通です。しかし、米国では同じ医療サービスでも医療機関により医療費が全く異なりますので、保険会社は自己防御の為に、保険でカバーできる医療費を保険会社の内部基準で査定するようにしています。
ちなにみ、保険のパンフレットや約款に、UCR(Usual, Customary and Reasobable Charges)やAllowed Amount等の専門用語が出てきますが、いずれも保険給付対象額(基準)を意味しています。
たとえば外科手術を行い、$10,000の医療費が発生したとします。保険会社は内部のUCRに照らし$7,000までしか保険給付を認めないとした場合、医療費と保険給付額との差額の$3,000は保険加入者の自己負担になります。
保険給付条件の中でも免責金額や自己負担割合は、分かりやすいので、予め認識することが可能でしょう。しかし、保険給付対象額の条件は看過されやすく、実際に保険金請求の時点で初めて認識するということにもなりかねません。
米国の健康保険に加入する場合は、この点も留意しておいた方が宜しいでしょう。